日々是精進

アラフォーOLの日々是思うこと

12年前のこと。

12年前の今日、ある仕事を辞めた。

 

高校生の頃からある業界に憧れ、大学も関連学部に行き、積極的に勉強会等に参加して人脈をつくり、チャンスをつかんだ、はずだった。

1日12時間以上の長時間労働、深夜0時からはじまる打ち合わせ、休みなんて月1日あるかどうか。徹夜明けで出張し、眠気と戦いながら必死で業務をこなす毎日。

あまりにも低すぎる給料、社会保険雇用保険もないという労働条件。

それでも、憧れの業界で目標としていた海外関係の仕事を担当したり、その業界の有名人に会えたり、一緒に仕事できたりということもあり、がむしゃらに働いていた。

 

でも、ある時ふっと、糸が切れてしまったのだ。

おかしくなっていたんだと思う。

ここから飛び降りたら、楽になれるかな、という考えがよぎった。

 

華やかな世界を支える裏方の仕事は、自分の考えを超える大きな犠牲を払わなければならなかった。

目標にしていたプロジェクトを控えていたが、自分の魂を売ることはできない、と思った。

 

母に電話した。

優しい声に涙が溢れた。

 

完全に辞めることが難しかったため、長期休暇中に退職届をだすという、半ば逃亡のようなやり方で辞めてしまった。

あのまま働き続けていたらどうなっていたか分からない。

 

なかなか辞めさせてくれなかった上司と、付き合ってしまっていたため(はじまりも終わりもいつか分からないくらいのあやふやな関係だった)、その関係性も嫌で嫌で、気が狂いそうだった。

でもなぜか、最後に握手をして別れた。

今日みたいな夜だった。

 

 永遠の別れと思ってくれていたのだろうか。

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